■英国全体でも4番目の街

 日本のサッカー代表は、前日に女子が中部イングランドのコベントリーでカナダと対戦して2-1の勝利をつかんだのに続く連日の勝利。私はコベントリーでの仕事が終わってから夜遅くにロンドンまで移動してヒースロー空港の近くのホテルに泊まり、26日早朝の飛行機でグラスゴーに向かった。グラスゴー到着は8時半で、空港から「ハムデン」までは大会で用意してくれた関係者用バスで直行し、9時半には到着していた。

 ハムデンはグラスゴーの中心部からクライド川を挟んで南の住宅地の中にある。緩やかにうねる丘陵地の中のスタジアムは、土塁をスタンドにしているためか、「ランドマーク」になるような高さはない。「ハムデン」は、グラスゴーの生活のなかにすっかりとけ込んでいるように感じた。試合後は、スタジアム名の元となった「ハムデン・テラス」通りまで歩き、路線バスで中央駅に向かった。

 グラスゴーはスコットランドで最大の町だが、「首都」ではない。首都機能は古都エディンバラに置かれている。人口63万人はもちろんスコットランドで最多だが、英国でも、ロンドン、バーミンガム、リーズに次いで4番目に大きな都市である。「グラスゴー」とは、古代にブリテン島を支配していたケルト系のブリトン人の言葉で「緑のくぼ地」を意味するという。ブリテン島を支配した古代ローマ帝国はここに最前線の砦を建設し「アントニヌスの長城」を築いた。

つづく

 

(3)へ続く
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