■イランが辞退しても問題は続く
いずれにしても、イランがワールドカップに参加するとなると、会場内外での混乱や、テロの危険性も高まり、大会運営が難しくなることも想像される。
イランがボイコットではなく「出場」を選択すると、アメリカやFIFAは難しい選択を迫られることになるのである。
ちなみに、イランが棄権(ボイコット)した場合、アジアでイランに次ぐ成績だったイラクが代替出場するとも言われている。
イラク代表は、3月にメキシコで行われる大陸間プレーオフに出場することになっているが、イラン紛争の影響で湾岸地域の空域での航空機の運行がストップしているために国外への移動ができず、アメリカ・ヒューストンで予定されていた事前合宿もできなくなっているという。
イラクがプレーオフで勝利できなかったとしても、イランの代理として参加することもありうる。もしイラクが出場することになったとしても、イラクとアメリカの関係も必ずしも良好というわけではないので、様々な問題が生じるかもしれない。
FIFAはイラクからのプレーオフ延期要請を拒否してイラクを失格に追い込み、また、イランが棄権した場合には何らかの理由を付けて他の国を出場させるのではないか。もしも、そんな選択をしたとしたら、これも「非常に政治的な決定」と言われても仕方がない。










