2月28日に行われたJ1百年構想リーグ地域リーグラウンド第4節で、緊迫のPK戦の最中に通信回路の不具合を疑わせたキックに話題が集まった。
パナソニックスタジアム吹田でのガンバ大阪対清水エスパルス戦でのことだった。敵地に乗り込んだ清水は、試合開始直後からボールを握って次々とシュートを放つもゴールは遠い。すると、前半27分に食野亮太郎、同41分にはデニス・ヒュメットにゴールを決められて0−2。後半に入っても試合の流れは変わらず、完全な負けゲームに思われた。
だが、後半38分に北川航也が1点を返すと、同41分にカピシャーバが強烈な左足ミドルを突き刺して2−2の同点に追い付く。そしてPK戦を迎えた。
両チームとも2人目まで全員成功の流れで、先攻の清水の3人目として後半14分から途中出場していた宇野禅斗が登場する。青森山田高校出身の22歳は、PKスポットにボールをセットし、ゆっくりとペナルティーエリアのライン上まで下がった。
その後だった。主審が笛を鳴らすも、宇野はその場から動かない。5秒、10秒、15秒…“フリーズ状態”のまま時間が経過する。ようやく主審の笛から28秒後、宇野が飛び跳ねるように再び動き出し、駆け引きしながらの助走からの右足シュート。GK東口順昭が同じ方向に反応したが、宇野のシュートの勢いが勝り、ゴール左隅のゴールネットを揺らした。













