J1浦和レッズが、今季最終戦で見事なゴールを披露した。ワンタッチパスが連続した5秒間からのゴール陥落に、称賛の声が広がっている。
2025年シーズンは、浦和にとって本意とは言えないものだっただろう。最終戦を前にして、15勝11分11敗の8位。1ケタ順位ではあるが、優勝争いに絡むこともなく、国内有数のビッグクラブとしては物足りない成績だと言えるだろう。
最終戦で対戦したのは、勝点1差で1つ上の7位に座る川崎フロンターレ。実力あるチームをホームに迎え、来季につながる戦いが期待された。
浦和は開始から、ファンの期待どおりの戦いぶりを披露した。ボールを動かし続け、川崎を押し込み続けたのだ。
ただし、足りなかったのが得点だ。前節こそ1-0で4試合ぶりに勝利を取り戻したものの、リーグ戦直近10試合で3ゴールという得点力の低さが、ファンの頭から離れなかったはずだ。
だが、そんな杞憂を吹き飛ばすゴールが生まれた。前半終了が近づく44分、ついにゴールをこじ開けたのだ。
しかも、その先制点は見事なものだった。ボールを持ち上がったサミュエル・グスタフソンからの背番号10の中島翔哉へのパスを含め、5秒間でワンタッチパスを連続して成功。そして最後はグスタフソンが蹴り込み、試合を動かした。









