■7位の磐田が先制!仙台も勝利が必要となり…
前半を0対0で折り返すと、仙台の森山佳郎監督が動く。ハーフタイムにエロンからFW宮崎鴻へスイッチした。
6位の仙台は勝点62で、7位の磐田は勝点61である。仙台が引分け以下に終わっても、磐田も引分け以下なら順位は動かない。しかしもちろん、チームは勝って自力で決めるとの意欲に貫かれている。勝てば他会場の結果次第で、4位まで順位を上げることもできるのだ。
仙台は後半開始早々にも、決定機を生み出した。DFラインへ降りたボランチ武田英寿が、最前線へロングパスを通す。左サイドから斜めのランニングで3バックの背後を取った相良が、相手に並走されながらもボールを保持し、ペナルティエリア内左へボールをつなぐ。これを左SB奥山政幸がシュートしたが、相手GKの正面を突いた。
60分にはGK林彰洋のパントキックが、左サイド深くまで届く。相良がペナルティエリア左外から左足で叩くと、ボールはバーを直撃した。
森山監督は65分にも動く。奥山を下げてDF真瀬拓海を送り出す。MFで起用することもある真瀬の投入は、攻撃のギアをさらに上げるためだ。
76分には相良と荒木が退き、FW小林心とMF松井蓮之がピッチに立つ。宮崎と小林が2トップを組み、FW郷家友太が最前線から2列目右サイドへスライドした。この時点で7位の磐田が先制しており、0対0のままではJ1昇格プレーオフ圏から転落してしまう。
何としても1点を取らなければいけない仙台だが、スコアを動かすことはできない。逆に82分、いわきの左WB五十嵐聖己にファインゴールを蹴り込まれてしまう。






