■過去の大会との「大きな違い」は2つ

 さて、誰もが経験したことのない「48チームのワールドカップ」とは、実際、どんな大会になるのだろうか。

 第一の違いは、大会期間がこれまでになく長いことである。6月11日に開幕し、決勝戦は7月19日。合計39日間。これまで最長だった大会期間は1998年フランス大会の33日間で、それまでの24チーム制から32チーム制となった大会である。以後の大会は31日間あるいは32日間で行われてきたが、前回、2022年のカタール大会は29日間だった。11月から12月にかけての大会で、欧州のシーズンを中断しての開催だったため、可能な限り短縮した結果だった。

 もちろん、試合数も最多となる。4チーム総当たり、12組による「グループステージ」が総計72試合。「ラウンド32」以降の「ノックアウトステージ」が32試合。計104試合。「32チーム制」では48試合と16試合で計64試合だったから62.5%もの増ということになる。

 だが、これまでの大会との最も重要な違いは、決勝戦までの試合数ではないか。グループステージ3試合を戦った後、従来の「32チーム制」では「ラウンド16」「準々決勝」「準決勝」「決勝」と4試合、計7試合を戦って優勝を勝ち取っていた。しかし今回は「ラウンド16」の前に「ラウンド32」が入り、「ノックアウトステージ」は計5試合。優勝するには、8試合を戦わなければならない。これは大きな違いと言わなければならない。

(2)へ続く
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