■日本が敗退した「もう一つ」のスタジアム
1985年にメキシコ・ワールドカップ予選が行われたとき、僕は日本代表に同行して平壌を訪れましたが、帰国便がどういうわけか平壌に戻ってしまって滞在が延長されました。そして、5月1日にメーデーの祝祭行事に招待されたのですが、その会場が綾羅島でした。そして、案内人(監視人)に「あそこに巨大なスタジアムを建設している」と言われ、たしかに遠くで巨大な屋根の工事が行われているのが見えました。
実は、大同江のもう一つの中州にもスタジアムがあります。
大同江の南の湾曲部にある羊角島(ヤンガクド)にある羊角島競技場です。こちらは3万人ほど収容の小さなスタジアムですが、1989年のイタリア・ワールドカップ予選の北朝鮮対日本戦が行われ、日本は0対2で完敗して1次予選敗退となりました。
日本には川中島に競技場があるという例は聞いたことがありません。おそらく、「滝のような」日本の河川では、大陸の川と違って中州の地盤が安定していないからなのでしょう。












