■関口とカプリーニの右サイドが優位性を生み出す
キックオフ直後から押し込まれたRB大宮は、13分のワンプレーをきっかけに試合の流れを引き寄せる。右サイドでパスを受けた関口が、FWカプリーニとのパス交換から右サイド深くまでえぐったのだ。
関口とカプリーニは、ともにシーズン開幕を控え選手の立場で迎えている。ゲーム形式のトレーニングでは同じチームでプレーすることが多く、ふたりは練習から右サイドを構成してコンビネーションを磨いていった。
カプリーニはその後スタメンに定着し、チームトップの10得点をマークしている。一方の関口はここ3試合スタメンから外れていたものの、カプリーニとの連携はすでに構築されている。果たして、14分にも関口がスローインをカプリーニへ供給し、リターンパスを受けた関口のクロスからFWオリオラ・サンデーが決定的なヘディングシュートを浴びせた。
カプリーニは前半終了間際にも、ペナルティエリア内で粘り強くボールをキープし、至近距離から決定的なシュートを浴びせている。右サイドからの攻撃に得点の可能性を感じさせながら、RB大宮は0対0のスコアでハーフタイムを迎えたのだった。







