■磐田の2トップが長崎守備陣にストレスを与え
15分から20分までのピンチを何とかしのいだ磐田は、30分過ぎから試合運びが少しずつ落ち着いていく。43分には、右サイドのスローインからFWブラウンノア堅信がドリブルで持ち込む。相手CB江川湧清にペナルティエリア内で倒され、PKを獲得する。これをFW渡邉りょうが蹴り込み、磐田は先制に成功する(得点時間は45分)。
2試合連続スタメンのブラウンノア堅信は、長崎守備陣とのマッチアップで優位に立った。後半開始早々にはCB櫛引一紀と激しくバトルし、相手の警告を誘発している。自身もゴールを奪うチャンスはあり、後半に決定的なシーンを迎えたものの、チームに2点目をもたらすことはできなかった。
それでも、相手CBの圧力を受けながらボールを収め続けた背番号79の存在は、長崎の守備陣に大きなストレスを与えた。ファジアーノ岡山から8月に期限付き移籍してきたストライカーが、J1昇格を争うライバルとの対戦で大きな仕事をした。
ブラウンノア堅信と2トップを組んだ渡邉も、粘り強いボールキープで相手CBとのマッチアップで優位に立った。この日はFWマテウス・ペイショットが累積警告で出場停止だったが、渡邉とブラウンノア堅信の活躍はチーム最多得点者の不在を感じさせなかった。







