現地10月24日、サッカー女子日本代表なでしこジャパンが国際親善試合でイタリア女子代表と対戦し、新キャプテンMF長谷川唯の芸術的ループ弾で1-1と引き分けた。
2024年12月に就任したニルス・ニールセン監督の下での欧州遠征初戦、日本は4-3-3システムを敷き、女子EURO2025ベスト4の相手と敵地で戦った。
立ち上がりのピンチをGK山下杏也加のビッグセーブで脱した日本は、持ち前のパスワークでゴールに迫るも得点は生まれず。0-0で折り返すと、後半7分に先制点を献上する苦しい展開を強いられた。
苦境で魅せたのが日本の中盤を司っていた“マンチェスターコンビ”。後半19分、後方からのビルドアップで右サイドに展開すると、右サイドバックの髙橋はながアンカーの宮澤ひなたへ横パス。フリーランニングを始めていたインサイドハーフの長谷川が最前線まで飛び出し、宮澤から絶妙なワンタッチループパスを受ける。
見事な“3人目の動き”で抜け出した長谷川は、バウンドするボールの軌道を見極めながらボックス内に侵入、2バウンドしたボールを右足ダイレクトでループシュート。ボールは、前に飛び出して構えていた相手GKの頭上を越え、美しい弧を描きながらゴールマウスに吸い込まれた。









