■以前との違い「チームに必要とされている感じ」

 出場してみて、もっと球際や対人の泥臭さが必要だなと思いました。そして、とにかく縦に速い。あとは、クロスが多いとも思いましたね。1部のサッカーに比べて、至ってシンプルです。

 個人的に以前と違うのは、チームに必要とされている感じでしょうか。メングラでは試合に出ても、どこか経験を積むことが目的の一つ、という感じがないわけではなかった。

 でも、ここでは監督もみんなもいろいろ要求してきますし、自分のためだけではなく、チームのためにやらないといけない。まわりからもそういう雰囲気、期待も感じます。

 フォワードとして、ストライカーとして、結果を出さないといけないですね。だから、より一層、今後が楽しみでもあります。これから、どんどん試合に出たいです。やっぱり練習試合じゃなくて、本番の試合がいいですね。

 ドイツに来てからの1年半くらい、スタメンでほとんど出ていなかったので、気持ちの持ち方とか入り方を忘れてしまっている部分がありました。

 高校時代であれば、毎週スタメンだとわかっていたので、それに向けて準備ができていましたけど、昨シーズン、そして一昨シーズンは基本的にベンチスタート。まずは試合に出ることに慣れないといけないですし、何より出続けたいですね。(構成/了戒美子)

連載(5)中編に続く

ふくだ・しおうプロフィール 2004年4月8日、鹿児島県生まれ。178センチ、70キロ。鹿児島県鹿屋市の高山FCから名門・神村学園中等部に進学。神村学園高等部に進学し、高校サッカー選手権では3年連続で優秀選手に選出。3年時には得点王に輝いた。卒業後、ドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMG(ボルシアメンヘングラッドバッハ)へ加入。U-19チームを経て、2023年夏にセカンドチーム(2023-2024シーズン21試合出場7得点)へ。2024年1月にトップチーム昇格。2025年1月15日、ウォルフスブルク戦に後半25分から出場すると、同44分に得点。ブンデスリーガにおいて、日本選手で歴代2位の年少記録となる初ゴールを決めた。2023年5月のU-20W杯では、全3試合に出場。2025年8月に、ドイツ2部のカールスルーエSCに期限付き移籍。

 

 

(2)へ続く
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