
現地10月19日、女子ブンデスリーガ第7節が行われ、バイエルン・ミュンヘンが5−1で1.FCケルンに勝利した。前半途中から緊急出場した谷川萌々子が、試合の流れを変える自身3試合連続ゴールを決めた。
なでしこの至宝として期待される現在20歳の谷川は、レンタル先のFCローゼンゴードから今年1月にバイエルンに復帰し、2シーズン目となる今季は開幕からレギュラーとして、主にトップ下で起用されている。この日は欧州女子チャンピオンズリーグから中2日での過密日程のためにベンチスタートとなったが、開始早々に先制点を奪われる展開の中で味方が負傷退場したことで0−1の前半23分から途中出場した。
ボランチの位置に入った谷川は、ピッチイン直後から数多くボールに触れながら攻撃にリズムを生みだしていく。そして迎えた前半アディショナルタイム、左サイドからのクロスがゴール前にこぼれたところに反応。ペナルティーエリア内の狭いスペースの中で巧みなボールタッチで相手をかわすと、狙い澄ました右足コントロールショットをゴール右上隅に決めた。
第5節のブレーメン戦、第6節のヴォルフスブルクとゴールを決めていた谷川は、これが自身ブンデスリーガ3試合連続の今季3ゴール目。チームはこの同点ゴールで試合の流れをつかむと、後半はゴールラッシュを見せ、最終的に5-1の勝利を収めた。