
サッカーブラジル代表を率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、玉ノ井部屋の“稽古見学”に訪れ、ファンを驚かせている。
現在66歳のイタリア人指揮官は、MFとしてローマやACミラン、イタリア代表で活躍した後、イタリア代表のアシスタントコーチとして指導者のキャリアをスタート。欧州ビッグクラブの監督を歴任し、ACミランとレアル・マドリードの監督時代に計5回に渡って欧州チャンピオンズリーグ優勝を経験した世界的な名将だ。そして今年5月にブラジル史上初の外国人監督としてチームを指揮し、低迷していたチームを即座に立て直した。
だが、10月のアジア遠征では、韓国代表を5−0で粉砕した後に戦った日本代表戦で、前半に2点を先行しながら後半に3点を奪われるという“あるまじき”逆転劇で敗戦。試合後の会見で「大きな教訓」「学ぶべきことがあった」などと話していたが、帰国を前に立ち寄ったのが、東京都足立区にある相撲の玉ノ井部屋だった。
アンチェロッティ監督が自身の公式インスタグラムに、土俵の中で玉ノ井親方と所属力士たちに囲まれた記念写真を「光栄に思います」とつづって投稿。玉ノ井部屋も公式エックス(旧ツイッター)に写真を投稿し、「サッカーブラジル代表アンチェロッティ監督が玉ノ井部屋に稽古見学にいらっしゃいました。世界的な指導者をお迎えできて光栄でした。」と報告した。