
10月12日、ルヴァンカップ準決勝第2戦が行われ、柏レイソルが4−1(2戦合計5―4)で川崎フロンターレに歴史的な逆転勝利を収めた。殊勲のゴールを挙げたのは細谷真大だった。
第1戦(8日)を1―3で敗れた柏は、この日の第2戦の前半4分に失点して2戦合計で3点ビハインドを背負う展開となった。だが、リカルド・ロドリゲス監督率いるチームは諦めない。前半26分に垣田裕暉のゴールを奪うと、後半開始からDF古賀太陽、MF原田亘、FW細谷真大の3人を一気に投入する。
すると後半10分、細谷の突破を川崎DFフィリップ・ウレモヴィッチがファウルで止めると、レッドカードでの一発退場。数的有利となった柏は一気に勢いを増し、同28分に仲間隼斗がゴールを決めると、同32分に細谷のヘディングシュートが決まり、2戦合計4−4の同点に追いついた。
そして迎えた後半アディショナルタイム2分、ボックス内で相手DFを背負いながら浮き球のパスを受けた細谷が、胸トラップから強引に、倒れ込みながら右足を振り抜き、強烈なシュートをゴールネットに叩き込んだ。
3点ビハインドを覆しての劇的勝利。両手を広げながらのゴールセレブレーションで細谷が雄叫びを上げる中、黄色に染まった柏のホーム日立台は大きく、激しく揺れた。