
アメリカ・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のノースカロライナ・カレッジに所属するなでしこジャパンのFW松窪真心が、今季7ゴール目を決めて“覚醒”をアピールした。
現地10月4日に行われたNWSL第23節で、NCカレッジはレーシング・ルイビルと対戦。前半を0−0で折り返した後、先制点を奪われた直後の後半10分だった。小山史乃観が起点となり、中盤でボールを受けたライリー・ジャクソンが中央から右サイドへ斜めのラストパスを供給した。
そこにいたのが、21歳の松窪だった。マイナビ仙台レディースから2023年夏にNCカレッジに加入して以降、着実に存在感を増してきたアタッカーは、ジャクソンからのパスに走り込み、ボックス内で右足での完璧なトラップ。相手GKの動きとポジショニングを見て、右足で冷静にゴール左隅に流し込んだ。
その後、2点を奪われて1−3で敗れる悔しい結果となったが、松窪は今季7得点目。1シーズン目の1得点、2シーズン目の2得点と合わせて、NWSLレギュラーシーズンの通算10ゴール目を達成した。21歳69日での到達は、NWSL歴代で7番目に若い記録とのことだ。