■GK後藤が何度も決定機を阻止

 この試合で最初に相手ゴールへ迫ったのは、長崎ではなく千葉だった。8分、4-4-2の左MF椿直起がドリブルでペナルティエリア内まで持ち込み、カットインからニアサイドを狙ってきた。

 ここで、GK後藤雅明が立ちはだかる。至近距離からのシュートを、俊敏な反応で弾き出した。

 31歳の長崎の背番号21は、その後も決定機なシーンを阻止していく。千葉は守備時に5-4-1へ可変し、守から攻への切り替わりでは右サイドのイサカ・ゼインよりスタートポジションの高い左サイドの椿へボールを供給してきた。1本のパスで椿を走らせる場面が何度もあった。それに対して長崎は、3バックのスライドが追いつかず、1対1で持ち込まれたり、クロスを許したりする場面が続いた。とくに前半は1対1の局面で後手にまわることがを多かったのだが、GK後藤が効果的なプレーを見せていった。

 1対0とリードした直後の40分には、千葉の左CKの流れからヘディングシュートを浴びる。ここも、冷静に対処した。後半開始直後の48分にも、目前でコースを変えられたヘッドをギリギリで防いだ。

 長崎は最終的に、2対0で勝利をつかむ。前半のピンチで千葉に先制点を許さず、1対0とリードしたあとも危機を救ったGK後藤は、勝利の立役者にあげられるだろう。

【後編へ】
  1. 1
  2. 2
  3. 3