
現地10月2日、欧州ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第2節が行われ、フェイエノールト(オランダ)がアストン・ヴィラ(イングランド)と対戦。0-2で敗れた中、サッカー日本代表FW上田綺世のゴールが取り消されるシーンがあった。
国内リーグで開幕6勝1分けと無敗継続で首位を走っているフェイエノールト。その中でも大きな働きを見せているのが、開幕7戦6ゴールで得点ランキングトップに立っている上田だ。本拠地フェイエノールト・スタディオンで行われたこの日のEL第2節でも、上田は3トップのセンターFWとしてスタメン出場した。
問題となったのが、0-0の前半30分のシーンだ。右サイドからのコーナーキック。早く鋭いボールがファーサイドに放り込まれると、上田が3人のDFと競り合いながら高い打点で合わせ、強烈なヘディングシュートを繰り出す。ボールはワンバウンドしてゴールマウスの中へ飛んだが、ゴールライン上でGKマルコ・ビゾットが右手一本で弾き出した。
スロー映像で見ると、ボールはゴールラインを完全に越えており、明らかにゴールイン。フェイエノールトに先制点が入ったかに思われた。だが、主審の判定はノーゴール。問題はラインの内側か外側ではなく、その前に反則があったとして、上田のゴールが取り消されることになった。