古巣バルサ戦で惜しすぎる“バー直撃”強烈ミドル!久保建英が巧みなワンフェイクでペドリを滑らせて左足一閃!「こういうの決めれる選手になって欲しい」の画像
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 現地9月28日、スペイン1部ラ・リーガ第7節が行われ、レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英が強烈ミドルを放つも、バー直撃でゴールならず。王者バルセロナに1−2の逆転負けを喫した。

 昨季のリーグ覇者であり、今季も開幕5勝1分けの好スタートを切ったバルセロナと、前節でようやくシーズン初勝利を挙げて、今季成績を1勝2分け3敗としたソシエダの対戦。バルセロナのカンテラ育ちの久保にとっては古巣対決となったが、9月の代表戦で足首を痛めた影響でベンチスタート。1−1の後半12分からの途中出場となった。

 その直後の後半14分、久保と同じタイミングで交代出場した神童ラミン・ヤマルが右サイドを突破してからのクロスに、FWロベルト・レバンドフスキがヘッドで合わせてバルセロナが勝ち越す。その後もバルセロナの圧倒的なボール支配が続いた。その展開の中で久保が奮起する。後半27分にポストにぶち当たる左足シュート(直前でオフサイド判定)を放った。

 そして迎えた後半39分だった。中盤で相手のボールを奪ってからのカウンター攻撃で、左サイドを抜け出したミケル・オヤルサバルのマイナスの折り返しを、久保がボックス内で収める。ワンフェイク入れたトラップでペドリを滑らせると、危機を察知して瞬時に寄せにきた3人のDFを前に、下がり気味に左足を振り抜いた。

 カーブをかけながらの強烈なミドルシュートにGKボイチェフ・シュチェスニーは反応できず。ゴールライン手前まで帰還してヘディングでクリアしようとしたジュール・クンデの頭の上も越してゴール左上の隅に勢い良く飛んだが、ボールが落ち切らずにクロスバー直撃。大きな金属音がスタジアムに鳴り響くことになった。

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