９月２７日、Ｊ１リーグ第３２節が各地で行われ、首位を走る鹿島アントラーズが４−０で名古屋グランパスに快勝。長期離脱から復帰した１８歳ＦＷ徳田誉が圧巻のゴラッソ弾を含む２ゴールを決めた。
敵地・豊田スタジアムでの一戦。リーグ戦３連勝中の鹿島は、その勢いのままに試合の主導権を握る。前半１０分に舩橋佑からのロングスルーパスに抜け出したエウベルが移籍後初ゴールをマークして先制点を奪うと、同１８分には右サイドからのチャヴリッチの折り返しをレオ・セアラが決め、前半のうちに２－０とリードした。
そのまま試合終盤を迎えると、後半３９分から徳田がピッチインする。３月に右足関節内果骨折で戦列を離れ、この日が復帰戦だった１８歳は、その４分後の後半４３分にボックス右からの松村優太の折り返しをダイレクトで合わせて今季初ゴールを記録。そして後半アディショナルタイム突入寸前だった。
名古屋のＤＦラインでのパス回しに対し、鹿島の選手たちが連動したプレスを仕掛けてボールを奪う。そして最前線にいた徳田が前向きにパスを受けると、ワンタッチした後にボックス外の位置から右足を思い切りよく振り抜き、強烈な弾丸ミドルをゴール左上の隅に突き刺した。
