サッカーくじ「toto予想」( 第1572回)9月27・28日(2)残留争いの「神奈川ダービー」、明暗を分ける「日本代表DF鈴木淳之介」ら若い才能の海外流出、その余波が横浜FMを襲う!の画像
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 今回のtotoはJ1第32節の10試合と、J2第31節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

■流出に苦しむチームに「さらなる痛手」

 記事前半に続いて、後半でも出場停止に焦点を当てたい。考察対象は、死に物狂いで残留争いをしているチームだ。

 今節は熾烈な争いが展開される。18位の横浜FCと、19位の湘南ベルマーレが、まさに生き残りを懸けて「神奈川ダービー」を展開するのだ。

 このカードは、さらに厳しいものになる。両チームとも、出場停止の選手を抱えているからだ。

 横浜FCは、ルキアンを欠く。今季開幕後に湘南から加入し、古巣との対戦となった第17節では、弾かれたPKを自ら押し込み、決勝点となるゴールを決めていた。今季3得点とゴール数は多くはないが、前線の軸となるプレーをしていただけに、不在は大きな痛手となるだろう。

 だが、湘南も奥野耕平を出場停止で欠く。今季ここまでリーグ戦25試合出場のMFがピッチに立てない。

 湘南が今シーズン初めて出場停止で選手を欠いたのは、第28節のことだった。続く第29、30節では舘幸希が出場停止。その3試合を含めて今、湘南は5連敗の只中にいる。

 ただでさえ、日本代表DFに選ばれた鈴木淳之介ら複数の若い才能の海外移籍で苦しんでいるチームに、出場停止の痛手は大きすぎる。その傷は横浜FC以上であるはずで、残留を争うライバルの前に沈むことになるだろう。

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