
現地9月21日、ベルギーリーグ第8節が行われ、サッカー日本代表MF伊東純也が鮮やかなダイレクトシュートでゲンク復帰後、リーグ戦での待望の初ゴールを決めた。
スタッド・ランスでの3シーズンを経て今夏に古巣・ゲンクに復帰した伊東は、8月28日に行われたヨーロッパリーグ予選レフ・ポズナンで得点を決めるも、リーグ戦では出場4試合(スタメン3試合)ゴール&アシストなし。足首痛を抱えるコンディション面も心配された。だがこの日、昨季王者で今季も首位に立つユニオン・サンジロワーズを相手にした本拠地セゲカ・アレナでの一戦では、背番号10にふさわしい働きを見せた。
0−1で迎えた後半11分だった。自陣CBからのサイドチェンジのボールを、右サイドバックのヤルネ・ストウカースが巧みなトラップで相手と入れ替わる。そのままドリブルでゴール方向へ向かうと、絶妙のタイミングで逆サイドのスペースに走り込んだ左ウイングの伊東へパス。ややバウンドしながらの右後方からのボールとなったが、フリーで走り込んだ伊東はそのまま右足ダイレクトで合わせ、強烈なシュートをゴール左隅に突き刺した。
これが伊東にとっては2022年4月10日以来となるベルギーリーグでのゴール。ゴール演出のおなじみの“炎”が舞い上がる脇で、背番号10の伊東は走りながら渾身のガッツボーズ。スタンドからは「ジュンヤ!イトウ!」のコールが沸き起こった。