
イングランド1部クリスタル・パレスに所属するサッカー日本代表MF鎌田大地のキラーパス連発のパフォーマンスが称賛を集めている。
現地9月16日に行われたカラバオカップ3回戦で、クリスタル・パレスは2部ミルウォールと対戦し、90分を終えて1-1。迎えたPK戦を4-2で制してベスト16進出を決めた。格下相手に苦しんだ末に辛うじての勝利となったが、その中でも鎌田は好パフォーマンスでセンスあふれるパスを次々と繰り出し、ビッグチャンスを演出した。
ダブルボランチの一角でスタメン出場した鎌田は、開始35秒でいきなり前線へ鋭いパスを通してシュートチャンスを演出。その後も中盤でタイミング良く顔を出して味方の“逃げどころ”になると、前半36分には斜め後方からのボールをそのままダイレクトで前線へ走るFWへ絶妙のスルーパス。わずかに合わずも、持ち前の視野の広さでスタンドを沸かせた。
そして後半アディショナルタイムには、相手陣内の中央でボールを受け、相手チームの4人囲まれる状況からドリブルで溜めを作ってから、オーバーラップしてきたDFダニエル・ムニョスに完璧なスルーパス。残念ながら最後にパスを受けたFWジャンフィリップ・マテタがシュートを外してゴールならずも、まさに“キラーパス”と呼ぶにふさわしいパスだった。