
なでしこジャパン期待の21歳FW松窪真心が、自らの進化を大いにアピールするスーパーゴールを決めて、アメリカを熱狂させた。
鹿児島県出身でJFAアカデミー福島育ちの松窪は、2022年のU-20女子ワールドカップで活躍した後、マイナビ仙台レディースからアメリカ・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のノースカロライナ・カレッジへ移籍。今季が3シーズン目を迎えている。
そのNWSLの第20節が現地9月13日に行われ、ノースカロライナ・カレッジはエンジェル・シティーFCと対戦した。その立ち上がり早々の前半6分だった。
4−2−3―1のトップ下でスタメン出場した松窪は、前線の右サイドでパスを受けると、ファーストタッチで縦勝負。相手DFに先に体を入れられたが、そこから相手を上回る加速力と競り負けない力強さを見せて強引にマイボールにすると、ボックス内での鋭い切り返しで相手を交わす。そして迷うとことなく左足一閃。勢いのあるシュートが相手DFの体に触れながら豪快に逆サイドネットに突き刺さった。
NWSL1年目は出場7試合で1得点、2年目の昨季は18試合で2得点だった松窪だが、今季はこれが20試合で6得点目。チームを2−1勝利に導く価値ある先制点だった。