
現地時間8月31日、フランス1部リーグ・アン第3節が行われ、ASモナコがサッカー日本代表MF南野拓実の試合終了間際の劇的ゴールでストラスブールを3-2で下した。
昨季リーグ3位だったモナコ。今季開幕戦でル・アーヴルに3−1快勝スタートも、第2節のリール戦では元フランス代表FWオリビエ・ジルーにゴールを決められ、0−1敗戦を喫した。迎えたホームでの第3節、南野がベンチスタートとなる中、モナコは前半6分にマグネス・アクリウシェ、後半3分にフォラリン・バロガンがゴールを決めて2-0とリードを奪うも、後半28分、31分と連続失点で2−2の同点に追いつかれた。その展開の中、“切り札”として後半40分から投入されたのが南野だった。
後半アディショナルタイム6分だった。中盤右サイドで相手のヘディングでのクリアボールを拾った南野は、中央のジョージ・イレニケナに好パスを送る。そこからイレニケナが左サイドのマグネス・アクリウシェへ展開すると、アクリウシェが左足でファーサイドへ柔らかいクロスを送る。このボールに、相手DFの死角に入り込んでフリーとなっていた南野は、相手GKとDFが体を張ったディフェンスをする中、自らも体を投げ出して渾身のダイビングヘッド。ゴールネットを揺らした。
劇的な勝ち越し弾。歓喜の雄叫びを上げる南野に、チームメイトたちも大興奮。19歳のイレニケナにユニフォームを引っ張られて引きずり倒された南野は、仲の良いバロガンから何度も叩かれ、ピッチに倒れ込んでの“もみくちゃ状態”で手荒い祝福を受けた。