
元横綱の白鵬翔氏がスペインのピッチでゴールを決めた。
現在40歳の白鵬氏は、大モンゴル・ウランバートル出身。2000年に14歳で来日し、2001年に初土俵を踏むと、2004年5月場所で新入幕を果たし、2007年3月場所で全勝優勝を飾って第69代横綱に昇進した。以降、相撲界をけん引し、2021年に引退するまで幕内通算1093勝、歴代最多優勝45回を数えた。今年6月に日本相撲協会を退職し、現在は競技の裾野の拡大を目指す「世界相撲グランドスラム構想」を掲げて、海外での活動を開始している。
その活動の中、白鵬氏は8月に渡欧。ドイツからスペインに移動し、マジョルカ島を訪れた。そしてラ・リーガ公式戦が行われたソン・モイシュスタジアムやクラブハウスを訪問し、チームに所属する浅野拓磨や他のスペイン人選手たちと交流を深めた。さらに、現在マジョルカ在住の元日本代表FW大久保嘉人氏と一緒にサッカーの試合にも出場したというのだ。
白鵬氏は自身の公式エックス(旧ツイッター)を更新し、「大久保嘉人さん サッカー楽しさ教えて頂きありがとうございました またマヨルカで会いましょう」と日本語で感謝の言葉をつづるとともに、「ちなみに1ゴール2アシストゴールでした」として、自身のゴールシーンを収めたプレー動画も公開した。
その動画に映る白鵬氏は、第69代横綱ということで“背番号69”のマジョルカのユニフォームを着て、ハーフコートサイズでの試合に出場。右サイドからのスピードのあるクロスボールに対して、ゴール前での絶好のポジショニングから左足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らしており、得点を決めた後はガッツポーズで喜んでいる。