
現地8月18日、イングランド1部プレミアリーグ開幕節が行われ、リーズ・ユナイテッドが1−0でエバートンに勝利した。スタメン出場したサッカー日本代表MF田中碧の終了間際に見せた“気迫のプレス”に称賛の声が集まった。
昨季チャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝を飾り、3年ぶりにプレミア復帰を決めたリーズ。今夏の積極的な戦力補強でレギュラー争いも熾烈となった中、田中碧はウェールズ代表のイーサン・アンパドゥ、新加入のドイツ代表MFアントン・シュタッハとともに中盤を構成した。田中は自身初のプレミア舞台にも動じず、ピッチを幅広く動き回りながらチームをオーガナイズ。最終ライン付近まで下がってボールを受けながら、前線にも顔を出してゲームに関与し続けた。
精力的なプレーを続けた田中は、後半35分にジャンピングボレーでゴールを狙うと、同39分には先制のPK獲得につながる相手GKへのハイプレスでGK勝利に貢献した。さらにファンが拍手喝采したのが、後半アディショナルタイム3分のプレーだった。
左サイドの高い位置でパスを受けた田中は、そこから中央へドリブル突破を試みるも、相手DFのスライディングによってボールを奪われた。しかし、田中はプレーを止めない。すぐに起き上がってボールを奪い返すために眼光を光らせると、ロングボールを蹴ろうした相手に体を投げ出してカウンターを阻止した。