■MF4人全員が「入れ替わる」難しい試合

 しかし、後半に入っても展開が変わらない。そして50分、ついに福岡が先制点を決めた。

 55分にダブルボランチと右サイドハーフの3人を一気に交換した鹿島だったが、それでも展開は変わらない。すると、62分には左サイドハーフに新加入の助っ人エウベルを投入。難しい試合となっていることを示すように、4-4-2のMF4人が全員入れ替わった。

 チームとして機能しているのは依然として福岡だったが、鹿島は途中出場の選手たちが戦う姿勢を高め、少しずつ反撃が形になるように。

 84分、右サイドからの攻撃をゴール前で跳ね返された鹿島だったが、それに走り込んだ背番号20の舩橋佑がハーフボレーでネットを揺らし、ようやく1-1に。

 ホームの大応援団が逆転への雰囲気を作り出したが、天皇杯の雪辱を果たしたい福岡が再び主導権を握る。

 鹿島がそれに食らいつく形で、ATを含むラスト10分は消耗戦となった。

 互いに最後の最後まで勝利を目指したが、スコアは動かず。勢いに乗る一戦とはならなかった鹿島だったが、うまくいかないながらも引き分けに持ち込んだ。

 リーグ戦は残り3分の1に突入したが、いつの間にか優勝争いのグループが大きくなっており、首位から7位の浦和まで勝ち点差はわずか4。

 混沌の度合いを増す優勝争いにおいて、0よりも1のほうが良いのは間違いない。

 

■試合結果

鹿島アントラーズ 1-1 アビスパ福岡

■得点

50分 碓井聖生(福岡)

84分 舩橋佑(鹿島)

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