
今夏にイングランドのサウサンプトンからフランス3部ヴァランシエンヌへレンタル移籍した、U-20日本代表FW高岡伶颯が“後半バケモノ”の2ゴールの活躍を見せた。
2007年3月12日生まれの現在18歳の高岡は、日章学園高校で1年時から選手権で活躍し、2023年のFIFA U-17ワールドカップでは4ゴールをマーク。圧巻のスピードとアジリティ、高い決定力で高校ナンバーワンFWと称された。高校卒業後の今年3月、Jクラブを経ずにイングランドのサウサンプトンに加入してU-21チームでプレーしていたが、8月6日レンタル移籍が発表された。
当初はリザーブチームでのプレーになるとの報道もあったが、現地15日に行われたトップチームのル・ピュイ・フット43オーヴェルニュ戦の後半開始から途中出場すると、0−0で迎えた後半26分にゴール前でのこぼれた球を押し込んで先制ゴールを決める。そして圧巻だったのが、1−1に追いつかれた後の同30分だった。
中盤中央から裏のスペースへ送られたグラウンダーのスルーパスに反応すると、ペナルティーエリア手前で追いついて相手DFの前にうまく体を入れる。そして飛び出してきたGKに対して、少しタイミングをズラしながら右足で強烈なシュートをゴールに叩き込んだ。歓声が上がる中、高岡は膝スラからのガッツポーズを披露して、チームメイトからの祝福を受けた。