■心強い「浦和の天敵」の加入
上位争いに負けないくらい、興味深いのは残留争いだ。この熾烈な争いにも、変化が現れそうだ。
一時は最下位に沈んでいた名門が、復活の兆しを見せている。ここ3試合で2勝1分と、横浜F・マリノスが、18位に浮上しているのだ。
今節は、降格圏を脱出する可能性もある。J2降格の経験がない名門が、底力を見せそうなのだ。
今節対戦するのは、16位の東京ヴェルディだ。Jリーグ開幕前からのライバルを、残留争いに巻き込むかもしれない。
何しろ、東京Vは主力の流出が痛い。背番号10の木村勇大や翁長聖といった数名が、クラブを去った。
横浜FMも背番号10のアンデルソン・ロペスが退団したが、今季はリーグ戦2点どまりだった。そういう意味では傷は浅く、デビュー戦で得点した谷村海那ら新戦力への期待のほうが勝る。
こう考えると、現状では横浜FMに軍配が上がる。記事前半では湘南ベルマーレの敗戦を予想しており、そうなると、この2チームは勝点24で並ぶことになる。ただし、得失点差では横浜FMが上回り、僅差ながらも17位浮上で降格圏脱出となりそうだ。
ただし、安心してはいけない。追ってくる19位の横浜FCも勝点を積み上げそうなのだ。
横浜FCは今節、ホームに浦和レッズを迎える。監督交代をしたばかりのチームには、手ごわい相手だ。バトンを受けた三浦文丈監督が、J3では好成績を挙げたが、J2、J1では芳しい結果を出せなかったことも気がかりだ。
ただし、好材料もある。新加入のヤクブ・スウォビィクの存在だ。
かつてベガルタ仙台とFC東京でプレーしたGKは、浦和との過去8度のリーグ戦での対戦で、半数の4試合を完封している。これは心強い数字だ。
ここ5試合で1得点の攻撃陣は心配だが、守備にはある程度の上積みが期待できそう。浦和に勝つとまでは言えないが、引き分ける可能性は十分にある。
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