
J2の大分トリニータが、新グッズを発表した。前代未聞ながら活用方法が多様なアイテムに、ファンも騒然としている。
現在、J2は大混戦となっている。首位に立っているのは水戸ホーリーホックだが、2位のジェフユナイテッド千葉との勝点差は3ポイントに過ぎない。その千葉から7位のサガン鳥栖までが、勝点5差にひしめいているのだ。自動昇格もプレーオフ進出も、どうなるかはまったく先が見通せない。
そうなれば、現状では下位に沈んでいるチームにも、まだまだチャンスはある。大混戦の中で、ひとたび好調の波に乗れば、一気に上位へと進出することも十分にあり得るのだ。
そうしたクラブのひとつが、大分だ。現在、16位と苦しい状況だが、虎視眈々と浮上のきっかけを探している。
そうした選手たちの背中を押すべく、クラブスタッフたちも奮闘中だ。そのひとつが、前代未聞の新グッズだろう。
世に送り出されたのは「畳」である。大分県内に4店舗を構え、国家資格である一級畳製作技能士を3人擁する「朝日タタミ」のクラブライセンス商品、「大分トリニータミニ畳」が発売になった。
厚さ2cmで、23cm四方のミニ畳。縁にはクラブのロゴとマスコットの顔がデザインされ、マスコットのぬいぐるみや選手フィギュアを乗せる他、招き猫、正月飾り、ひな人形、花瓶や盆栽などを乗せることが可能で、あるいはメモ用紙をピン止めするボードにもできると、クラブは使い勝手の良さをアピールする。
日本の生活に深く根づきながら、サッカークラブのグッズになることは想像できなかった、この新アイテム。クラブのSNSでの新グッズの発表に対し、さまざまな声が上がった。