■ベテラン選手たちの加入が｢プラス｣に！
ところが、後半は浦和が機能不全に。「スペースを使うプレーができず、ローディフェンスが強みにならなかった」（マチェイ・スコルジャ監督）という状態が続き、東京の攻撃が続くことになった。６７分にはマルセロ・ヒアンのシュートが入り、２－２に。
その後も東京の時間帯が続く。浦和はサイドからどうにか活路を見出そうとするが、東京の経験豊富な両サイドバックがそれを未然に防いでみせた。
押し込み続けながらもなかなか３点目が入らない東京だったが、ショルツや長友佑都らがチームを引き締め、油断することなくゴールを目指し続けた。
そして８８分、仲川のゴールが決まり、ついに３－２に。
その後、浦和にもチャンスが訪れたが、東京が逃げ切りに成功した。試合後、長友は天に向かって高くコブシを突き上げた。
東京は自分たちで作り出した流れを失ってしまうことなく、浦和から勝点３をもぎとった。経験豊富な選手たちが増えたことが明確にプラスに働いており、降格圏との勝ち点差は２ケタの１０に。後半戦はチームのポテンシャルを存分に発揮することができる試合が増えそうだ。
■試合結果
ＦＣ東京 ３－２ 浦和レッズ
■得点
６分 遠藤渓太（東京）
１５分 安居海渡（浦和）
２０分 渡邊凌磨（浦和）
６７分 マルセロ・ヒアン（東京）
８８分 仲川輝人（東京）
