
7月19日、J1リーグ第24節が行われ、セレッソ大阪は敵地での湘南ベルマーレ戦を3-3のドローで終えた。勝ち切れなかった試合の中でも、元日本代表MF香川真司のアシストシーンには称賛の声が多く寄せられた。
レモンガススタジアム平塚での一戦。試合は序盤から点の取り合いとなり、C大阪が前半6分にルーカス・フェルナンデスのゴールで先制するも、湘南が鈴木章斗と平岡大陽のゴールで前半のうちに逆転する。迎えた後半、C大阪は2分にラファエル・ハットンが決めて同点に追いつくと、28分に香川が“輝き”を放つ。
湘南のロングボールを自陣で右サイドで奪い返したC大阪は、途中出場の中村拓海がドリブルで持ち上がって中央の香川に横パスを送る。相手陣内、センターサークルの少し外でボールを受けた香川は、トラップしながら前を向く。そしてプレスバックしてきた相手を背中で制しながら、前線へ右足インサイドキック。ラファエル・ハットンが下がっきた後方のスペースに、カーブをかけながらの絶妙のスルーパスを送り込んだ。
そこに申し合わせたようにチアゴ・アンドラーデが勢い良く走り込み、そのまま持ち運んでからの右足シュートでゴールイン。ブラジル人助っ人のプレーも素晴らしかったが、その動きにピタリと合わせた香川の美しいパスに目を奪われるゴールシーンだった。