「こりゃすごい!」「実況うるせぇ!」アルゼンチン武者修行中20歳FWの逆足での“ニア上ズドン弾”に反響!「今のグランパスにめっちゃ欲しい決め方だ」の声の画像
名古屋グランパスからアルゼンチンへ期限付き移籍中の20歳ストライカーが「マラドーナの聖地」で強烈なゴールを決めた! 撮影/中地拓也

 アルゼンチン1部アルヘンティノス・ジュニアーズに期限付き移籍中の、20歳FW貴田遼河が決めた今シーズン後期の“初ゴール”が反響を呼んでいる。

 2005年7月15日生まれの貴田は、名古屋グランパスU-18在籍時の2022年7月にトップデビュー。高校3年生となった翌2023年5月にプロ契約を交わすと、同年リーグ戦12試合に出場し、ルヴァン杯、天皇杯では通算7試合に出場して3得点。そして、2024年2月からアルゼンチンへ。加入後はセカンドチームに所属し、1年目は故障に苦しんで2試合の出場にとどまったが、2025年はリザーブリーグ前期15試合に出場し、3ゴールをマークした。

 迎えたリザーブリーグ後期の開幕戦、同クラブの英雄ディエゴ・マラドーナがプロデビューしたスタジアムでもある「エスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」において、無観客で行われたボカ・ジュニアーズ戦に貴田はスタメン出場。その前半40分だった。

 味方が中盤でボールを収め、前線左サイドにボールが渡ると、中央にポジショニングしていた背番号8の貴田が、DFライン上から背後のスペースを狙ってスプリント。ボックス内の左に勢いよく走り込んでスルーパスを受けた貴田は、DFのマークを受けながらも、利き足とは逆の左足でダイレクトシュート。“GKの急所”と言えるニアサイドの上を射抜く強烈な一撃で、ゴールネットを揺らして見せた。

 このゴールに現地実況も「ゴーーーール!」と大絶叫。20歳になって初となるゴールを決めた貴田は、舌を出しながらクラブエンブレムに口づけ。仲間からの祝福を受けた。

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