9月遠征で追試したい「30歳で伸びた」選手ら5人、三笘薫の交代枠は「ロングスロー進化」黒田監督の弟子【Eー1選手権の「収穫」と秋遠征の「課題」、北中米ワールドカップ「優勝」への大激論】(5)の画像
FC町田ゼルビアで鍛えられた相馬勇紀には、もう追試は必要ない。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 東アジアのサッカー最強国を決めるE-1選手権が行われ、日本代表が2大会連続3度目の優勝を飾った。Jリーガーが中心の、従来の日本代表とは違うチーム編成だったが、海外組とともに乗り込むであろう9月のアメリカ遠征に向けて、いくつかの収穫があったという。では、さらなる「実りの秋」を迎えるために、日本代表は今後、どうすればいいのか? サッカージャーナリストの大住良之と後藤健生が大会で得た「収穫」を踏まえつつ、来年6月の北中米ワールドカップ優勝に向けた「課題」を含め、徹底的に語り合った!

■谷晃生より「ずっと良い」今回の2人

――9月のアメリカ遠征の話が出ましたが、今回のE-1のメンバーでもう一度試したい選手は誰でしょう。大会MVPのジャーメイン良とか…。

大住「安藤智哉も入れておいてよ」

後藤「大迫敬介は、もう勘定に入っているよね」

大住「入っているだろうね。GKでは早川友基も良かった。現状では、今回入らなかった谷晃生よりずっと良いよね。もしかしたら鈴木彩艶、大迫、早川という3人でワールドカップに臨む可能性は十分にあるよね」

後藤「早川は今年のJリーグで調子が良いからね」

大住「非常に充実している。あとは、やはりジャーメインだよね」

後藤「そうそう、Jリーグでああいうパフォーマンスを続けられたなら、本気でワールドカップのことも考えるべき」

大住「すごく真面目そうだしね。30歳で伸びるという選手は、真剣に練習しているということだよ」

後藤「そうだね、もう少し試したいひとりだね」

大住「交代選手としてでもいいし、しかも真ん中も、シャドーもできるし。9月には連れていくべきだと思うけどね」

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