
J2の大分トリニータが、今シーズンのリミテッドユニフォームを発表した。シンプルながら美しいデザインに、ファンから称賛の声が上がっている。
今季のJ2は、今後が見通せない。序盤に首位を独走していたジェフユナイテッド千葉だが、勝利を前節で取り戻すまで、7試合も勝利から見放されていた。代わって現在、首位に立っているのは、水戸ホーリーホック。クラブ史上初のJ1昇格に手が届きそうになっている。
5年ぶりのJ1を目指す大分は、現在12位につけている。J1昇格プレーオフ圏内までは、勝点11の差が開いているが、前述のように今後を見通せないのがJ2の恐ろしくも面白いところ。かつてJ3からJ1まで大分を引っ張り上げた片野坂知宏監督は、綿密に逆襲のプランを練っていることだろう。
クラブも先を見据えている。本格的な夏に突入するのはこれからだが、早くも秋に向けての準備も進めている。9、10月の3試合で着用するリミテッドユニフォームを発表したのだ。
ユニフォームは、シンプルで美しく、そして、クラブとしての“思い”が込められている。
ベースカラーが黒になっているのは、今季のスローガンである「力戦奮闘」をイメージし、力強さを求めたためだという。袖と襟には、濃い水色が用いられている。
また、見逃してはならないものがユニフォーム前面に配されている。よく見ると、2本のストライプが走っており、これは勝利とJ1昇格への道筋を表現しているのだという。