
【フルミネンセvsチェルシー 7月8日】
■合流後わずか「1週間」でのゴール
異常な蒸し暑さの中での戦いだった。
太陽が雲にさえぎられてピッチに陰ができても、その暑さは変わらなかった。
37度と言われれば、そうだな、と思えた。
座っているだけなのに、服はぐっしょりと濡れた。
チェルシーは、三笘薫が所属するブライトンから7月2日に加入したブラジル代表のジョアン・ペドロが、古巣フルミネンセから2つのゴールを奪って勝利して、決勝にコマを進めた。ペドロの合流後わずか1週間でのゴールは、彼の才能、適応能力を証明して、余りあるものだろう。
この危険な暑さの中で、こんなにまで戦うのかという好試合だった。18分、ジョアン・ペドロの先制ゴールで始まった試合だったが、フルミネンセも反撃した。エルクレスのシュートはGKを抜けて、ゴールに転がっていった。同点ゴールだと思ったが、スペイン代表のマルク・ククレジャが長髪を振り乱してゴールライン上ギリギリでクリアした。
フルミネンセは35分、ゴール前でトレヴォ・チャロバーのハンドでペナルティを獲得した。だが、これはVAR判定で取り消しになった。
フルミネンセのキャプテンは41歳のチアゴ・シウバである。昨シーズンまでプレーしていたチェルシーという若いチームを相手に奮闘した。