
7月8日、韓国開催のEAFF E-1サッカー選手権の第1節が行われ、日本代表はホンコン・チャイナ代表と対戦して前半のみで5―0でリード。その口火を切ったFWジャーメイン良の華麗な代表デビュー弾に称賛の声が寄せられた。
国内組のみのチーム編成の中、森保一監督はスタメンのピッチにジャーメイン以外に5人(ピサノアレックス幸冬堀尾、安藤智哉、久保藤次郎、宮代大聖、垣田裕暉)を先発でデビューさせた。その立ち上がりの前半4分だった。
チャンスは左サイドから。ウイングバックの相馬勇紀が切り返しての右足クロスを送り込むと、ゴール中央にポジショニングしていた右シャドーのジャーメインが、後ろ向きの状態で胸トラップ。そのままボールを真上に上げると、そこから反転しながらの左足ジャンピングボレー。ボールを地面に付けずに空中で叩く、“技ありシュート”でゴールネットを揺らした。
この代表初ゴールから一気に波に乗ったジャーメインは、前半10分に再び左サイドからの相馬のクロスに、今度は頭で合わせて2点目。同22分に中央での華麗な連続ワンタッチヒールパスから左足ダイレクトでの鋭いシュートで3点目を決めて、日本史上4人目となる代表デビュー戦ハットトリックを達成する。さらに前半26分には右足でゴールネットを揺らして、4点目を決めた。