■スペイン語で「赤道」を意味する国
南米大陸の太平洋岸を南北に走るアンデス山脈。その中央部、現在のエクアドル、ペルー、ボリビアあたりが、その最も紫外線が強いところということになります。かつて、インカ帝国が栄え、そして、スペイン人の征服者(コンキスタドール)のフランシスコ・ピサロによって征服されました。
赤道直下です。
なにしろ、エクアドルという国の国名はスペイン語で「赤道」という意味なのです。ペルー、ボリビアはそれよりちょっと南に位置します。
そして、人々は3000メートル以上の高原地帯に多く暮らしています。赤道直下ですから、標高の低い砂漠地帯やジャングル地帯は気温が高く、むしろ高原のほうが暮らしやすいのです。