■国際プロサッカー選手会も「懸念」を表明

「異変」は日本だけではない。

 現在アメリカ各地で開催されているFIFAクラブ・ワールドカップも北米大陸の猛暑に見舞われている。

 とくに、試合時間がヨーロッパでのテレビ放映の関係で現地時間の昼間に設定されているので、暑さの影響は余計に大きくなる。これは、1970年と86年のメキシコ・ワールドカップでも、1994年のアメリカ・ワールドカップでも再三指摘されてきた問題だ。

 6月30日には国際プロサッカー選手会(FIFPRO)は「商業面と選手の安全性との適切なバランスが必要だ」と懸念を表明したという。そして、FIFPROはハーフタイムを20分に拡大することなどを提唱した。

(2)へ続く
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