■一歩「先を行きながら」ゴールへ向かう
良い時間を続けながらもゴールを奪えなかった東京だが、後半に入っても流れを失うことはなかった。
文字通りマリノスよりも一歩先を行きながら、ゴールへ向かう戦い方を続けると、51分に野澤零温のゴールが生まれ、ついに先制に成功する。
68分には佐藤恵允もゴールを決め、2点差に。
マリノスは反応で東京に上回れ続け、攻撃を続けることができない。ヤン・マテウスやエウベルが局所的に個を発揮して打開する場面はあったものの、周囲の運動量が不足し、そこからチャンスになかなかつながらなかった。
低い位置ではファウルを効果的に使われて止められ、勢いを出させてもらえず、高い位置ではゴールへ向かう場面をしっかりとカバーされた。
東京に一歩上回られ続け、ゴールの機運が高まらないまま時間が過ぎていった。
85分には、長倉にも決められ、0-3に。
マリノスは遠野大弥が負傷してしまい、交代枠を使い切っていたため、10人に。終盤に投入された松村晃助が気を吐くプレーを見せたものの、すでに意地の反撃を見せられるチーム状態ではなく、そのまま0-3で試合終了となった。
神妙な面持ちでゴール裏にやってきた選手たちに、サポーターはチャントを歌い続けた。鹿島と町田に2連勝したときのような、なりふり構わない戦い方を取り戻して今後、巻き返すのか、それとも、戦い方にこだわって意地を見せるのか。
あるいは、夏の補強でガラリと変えてくるのか。21試合で勝ち点14。最下位に沈むマリノスから残留圏の17位との勝ち点差は8となっている。
■試合結果
横浜F・マリノス 0-3 FC東京
■得点
51分 野澤零温(東京)
68分 佐藤恵允(東京)
85分 長倉幹樹(東京)