
J3の奈良クラブが2025年の夏限定ユニフォームを発表。近鉄の観光列車「青の交響曲(シンフォニー)」をコンセプトとしたデザインが話題を呼んだ。
1991年に創設され、2023年にJリーグ初参入した奈良は、その歴史のある土地柄を活かした斬新でオリジナリティあふれるユニフォームをこれまで多く制作し、奈良のサポーターだけでなく、他クラブのファンからも好評を得てきた。そして今夏のリミテッドユニフォームも、力の入ったデザインとなった。
コンセプトは「青の交響曲」。前面に濃紺の落ち着きあるボディカラーとゴールドに光り輝くラインで、奈良・吉野を終着とする近鉄の観光列車「青の交響曲」の伝統と格式を感じさせる上質な車体をユニフォームに再現した。さらに肩の飾り模様は列車のエンブレムにあしらわれた吉野山の草花を象徴する、エレガントで繊細な罫線をかたどった。
さらに背面も特徴的。金峯山寺・蔵王堂内に安置されている日本最大の秘仏ご本尊「金剛蔵王大権現」からインスピレーションを受けて、ステンドグラス風の描画で「青」を基調に色鮮やかなデザインを表現。クラブは「この夏、奈良クラブはこの青の衣装を纏い、楽団としてピッチ上で新たなる“交響曲(シンフォニー)”を奏でます」と宣言した。