
6月14日、J1リーグ第20節が行われ、湘南ベルマーレ対FC町田ゼルビアの一戦は、アウェイチームの町田が2−1で勝利した。惜しくも試合に敗れた湘南だったが、途中出場直後に決めたFW福田翔生の電光石火のゴールには称賛の声が多く寄せられた。
雨中のレモンガススタジアム平塚。今夏の海外移籍も取り沙汰されている福田は、ベンチスタートから、0−1で迎えた後半16分にピッチに立った。その直後のファーストプレーだった。湘南が自陣中盤でのパス交換から相手陣内へロングパスを入れると、福田が絶妙のタイミングでの飛び出しでラインブレイクに成功する。
そのまま一気にトップスピードに乗った福田は、ボックス外まで飛び出してきたGK谷晃生をワンタッチで置き去りにする。大きく蹴り出したボールにボックス内左で追いつくと、慌てて戻ってきたDF岡村大八のスライディングでのシュートブロックを切り返しでかわす。そして最後はゴールマウスの中で立ちはだかったDF昌子源と対峙しながら、慌てることなく至近距離からの強烈な右足シュートを逆サイドネットに突き刺した。