■3人続けて「スペイン人」監督が指揮も…

●カタール(過去出場1回)

 カタールは前回大会のホスト国だったが、3戦全敗で終わった。FIFAランキングの高さは、2023年(2024年に実施)のAFCアジアカップ優勝によるポイントが効いている。しかし、今回の3次予選ではアウェーでまったく勝てず(1分け4敗)、4勝1分け5敗でA組4位だった。

 スペイン人のバルトロメ・マルケス監督の下で3次予選に入ったが、11月にUAEに0-5で敗れて2勝1分け3敗となったところで解任、3月の2試合は、同じスペイン人のルイス・ガルシア監督が指揮を執った。しかし、北朝鮮に5-1で快勝したものの、キルギスに1-3で敗れる失態を演じ、その時点で2位以内が消滅したことで、この人もお役ご免となった。6月の2試合を率いたのは、やはりスペイン人のフレン・ロペテギ監督だったが、すでに出場権を獲得して気の抜けたイランに1-0で勝ったものの、最終戦はウズベキスタン戦に0-3の完敗。10月の4次予選を誰が率いることになるのか―。

 エースのアルモエズ・アリ(アルドゥハイル)は5得点の活躍を見せたが、アジアカップで8得点を挙げ、MVPとなった攻撃的MFのアクラム・アフィフがやや調子を落としているのが気になる。

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