■課題は「8の壁」をどうぶち破るのか
後半、中村敬斗はGKまでかわしてシュートしたが、上に外してしまった。これは決めなくてはいけなかった。中村の大きな課題だ。
その後で代表初ゴールを決めて喜んだのが、森下龍矢だった。今季はポーランドのレギア・ワルシャワで14得点した。「結果だけを追う男」は好印象だった。
7勝2分1敗、30得点、1失点。圧倒的な数字を残して日本のアジア最終予選は終わった。
これからは本大会に向けて選手たちの生き残りをかけた戦いになる。
チームが掲げるのは「優勝」だ。
「16」ではもう誰も満足しない。「8」の壁をどうぶち破れるか。
9月、アメリカで行われるUSAとメキシコという開催国相手の2試合はフレンドリーながら興味深いものになるだろう。