■一番「気になる」ポイントは…
――他にすべきことはなんでしょうか。
大住「秋の活動で、9月以外にもう1つ遠征を入れてほしかったとは思うね。アメリカだけじゃなく、本大会の共催国であるメキシコにもカナダにも行っておくべきだと思う。来年のワールドカップでどの国に行くことになるのか、本当に分からないんだから。とにかく9月の遠征には、現時点で考えられる最強のメンバーで行かなきゃいけない。本大会の登録メンバー数と同じ26人を連れていくなら、3人くらいはチャレンジの選手を連れていくかな。10、11月の活動では、ヨーロッパ組のコンディションなどを考えながら、チャレンジ枠を少しずつ増やしていき、来年に入ったら最後の仕上げにかかっていくんじゃないかと思うんだけど。それにしても一番気になるポイントはCF。エースに出てきて欲しいよね」
後藤「日本の弱点はGKとCFだと言っていたけど、GKは鈴木彩艶の登場で解決したみたいだからね」
――早々とワールドカップ出場を決めましたが、森保一監督の舵取りは決して簡単じゃないんですね。
大住「でも僕は、7年間指揮を執ってきた効果が出ていると思うよ。2回目のワールドカップを任せた効果は確実にあったし、前回学んだことをことごとく活かしてチームづくりをしているから、本当に右肩上がりで伸びている。停滞がないよね」