■「別格だった」選手たち
大住「同時に、インドネシア戦を見ていて、遠藤航ももちろんのこと、久保建英と鎌田大地はやはり別格だなと思うよね」
後藤「中村敬斗はシュートを外しちゃっていたけど、それでも今まで出ていた選手はやはり違う」
大住「遠藤はバリバリの主力だったけど、久保も鎌田も、最終予選の半分くらいしか先発していないのにね」
後藤「1、2年前の久保と現在の久保とでは、まったく違う選手ですよ。インドネシア戦でもマン・オブ・ザ・マッチに選ばれて会見に出てきたけど、しゃべる内容が具体的で、ちゃんと中身のある話ができる選手だね」
――この2試合は有効活用はできたと考えていいですか。
大住「すごくプラスになったと思うよ。現時点では久保や鎌田とは差がある選手でも、この試合でつかんだ自信を持って新シーズンに臨んだら、彼らに近づく可能性は十分にあると思うんだよね。
これからの1年で、新しい戦力が何人出てくるか。本当に先発を争える選手が2人も3人も出てくれば、それだけでチームが伸びる力になる。
そうなれば、一昨年から、去年からもグッと伸びて、ワールドカップに臨めると思う。そういうベースがこれほどきれいに表れるのを、初めて見たよ」