
6月10日、2026北中米ワールドカップ・アジア最終予選の最終節が行われ、日本代表が6―0でインドネシア代表に大勝した。そのゴールラッシュの中、MF久保建英の圧巻テクニックでの得点シーンに大きな反響が寄せられた。
大阪・市立吹田サッカースタジアムで行われた一戦。前半15分にこの日がA代表デビューだった三戸舜介のクロスに鎌田大地が頭で合わせて先制点を奪うと、それから間もない前半19分だった。
左コーナーキックのキッカーを務めた久保が、近づいてきた鎌田にボールを渡すと、足裏ヒールでのリターンパスを受けてボックス内に侵入。角度のないところから狙った左足シュートは相手GKに防がれたが、そのこぼれ球に先に触った町野修斗のパスを受けると、密集地帯でも慌てることなく、左の足裏ロールから素早く右足フィニッシュ。狭いスペースの中でボールをわざと浮かせてゴールネットに突き刺した。
背番号10に加えてキャプテンマークを巻いて出場した24歳の久保は、自らからの右足の感触とスタンドから大歓声を確かめながら逆コーナー付近まで走ると、膝スラパフォーマンスも完璧に決めて見せた。