■理想の守備は「コーチング」プラス…
【50分の石原広教のヘディングの場面】
石原広教がフリーで、ペナルティエリア内に進入してきている。フリーになっているのは、誰かがマークを外したからだ。この場面では、香川がマークにつかないとならない。
右SBの奥田勇斗は石原の動きが見えていた。しかし、自分の背後に渡邊がいるのを気にして動けない。こうした状況だからこそ、香川が気を利かせてコーチングして、周りを動かしながら自分が石原のマークにつくことが理想の守備だろう。
これ以降も、両チームのシュートがゴールバーやゴールポストに当たって弾かれる場面があった。あと一歩の攻防戦だった試合ではあるが、浦和の選手は見た目からも疲労感が感じられ、体が重そうだった。
ボールサイドへのスライドが遅いのも、コンディションの影響があったかもしれない。次は6月1日の日曜日に、横浜FCとの戦いが控えている。ローテーションで選手を入れ替えてくるのだろうが、浦和にとっては厳しい日程との戦いでもある。