
J1の名古屋グランパスが、特製ユニフォームの販売を発表した。これまでのJリーグの常識を超えた逸品に、驚きの声が広がっている。
名古屋が反撃に移っている。今季のJ1で第6節まで2分4敗と勝利がなく降格圏に沈んでいたが、直近5試合は2勝3分と無敗。16位にまで順位を上げてきた。
5月28日には、早くも8月のイベント「鯱の大祭典」で着用する記念ユニフォームを発表していた。今回で6回目を迎える同イベントのテーマは「かぶく」。常識にとらわれない発想で大事を成し遂げるとの意思が込められており、発表されたユニフォームもフィールドプレーヤーはゴールドがベース。なかなか挑戦しづらいカラーではあるが、それを見事なデザインでまとめ、何かを成し遂げる予感を漂わせている。
さらに名古屋は畳みかける。記念ユニフォームに続き、さらに特別なモデルを発表した。松平健とのコラボユニフォームである。
俳優や歌手として活躍する松平氏は、愛知県の出身である。サッカー少年だったという同氏は、これまでにもグランパスの試合に登場し、ド派手なパフォーマンスで会場を盛り上げてきた。
その「暴れん坊将軍」が、「鯱の大祭典」が開かれている8月31日、FC東京を迎え撃つ試合会場にやってくる。キックオフ前に、大ヒット曲「マツケンサンバⅡ」を披露するというのだ。
この機会を逃してはならないとばかりに、記念ユニフォームを「マツケンサンバモデル」にグレードアップした。記念ユニフォームのフィールドプレーヤー、GKの両モデルの背に、マツケンサンバを踊る松平氏の姿が大きくデザインされている。その「マツケンPHOTO」モデルとは別に、松平氏の写真を背番号の中に収め、「MATSUKEN」の名がプリントされているバージョンも用意されるという力の入れようだ。背番号はもちろん「38」(サンバ)である。