■竹内弘明強化本部長「難しいのも承知」

 議論になるのは日程面もそうで、現在の川崎フロンターレはまさにそれに直面している。ACLEファイナルズに進出したこともあって異例の過密日程が発生。国内7連戦→サウジアラビアでの3連戦→国内5連戦と中2日や中3日での試合が戦い抜いたばかりだ。
 その日程面も含め、コスト、選手、指導者といったさまざまな面で課題や障壁があるが、それを乗り越えて掴むべきものが大きいと感じているからこその覚悟も言葉にする。
「難しいのも承知だし、ACLEに出たら”本当に日程あるの?”となるかもしれないし、メンバーの編成上もいろんな課題が出てくると思いますけど、ひとまず現場の理解をいただいて、それでしっかりやっていこうということ。終始一貫、僕らは“やる”ということを決めて、1年間ずっと議論してきた」
 では、チームのスカッドや指導者についてはどのように考えているのか。さらに竹内弘明強化本部長に聞いてみた――。
(取材・文/中地拓也)
【「後編」につづく】

(2)へ続く
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